ペット考

某宅から里子に出した兄弟子猫が戻されてきた。
里親さんが精神的に疲弊してしまい、GiveUpされたようだ。
里子に行く前、弟猫は確かに食が細かった。元気一杯、ぐいぐい食いつく兄猫に比べると、一回の量が少なかったり、食べ難そうにはしていたが食欲は旺盛で、細かくしたり、回数をわけて食べて、順調に成長していた。
兄弟でじゃれあって、駆け回っていた。
そんな弟猫は、やせ細って、じゃれあうこともままならない状態で戻ってきた。
里親さんの話を総合すると、食事を戻してしまったので病院に行き、食道が細いらしいことがわかった。食事を取れないこの子は水で育てろ、的なことを、言われたらしく、注射器で流し込んでいたようだ。
医師の言い方も問題があると思う。里親さんにも工夫の余地は無かっただろうか。
人間だって食べ難ければ、おかゆにしたり工夫する。流動食と言う選択肢はなかっただろうか?
戻される時、里親さんがつけてくれた猫の食事は、ダイエット系療養食と、大人猫用グルメフード。
生後2〜3ヶ月の子猫なのに、なぜ子猫用ではないの?
病気ではなく、食道が細いのに、いかにも薬っぽい療養食?
猫だっておいしいもの(おいしいと感じるもの)が食べたいはず。
同居するなら、食事の工夫をしてあげてもいいのでは?
帰ってきた兄弟猫は、数日間猫缶をペースト状に手を加えた食事で介抱され、回復に向かい、事情を知ったうえで、育成経験のある新しい里親さんに託されました。
幸せになってくれることを祈りたい。