KDDIが海を越える広域イーサネット、DION漏えいの新事実も
http://www.atmarkit.co.jp/news/200606/22/kddi.html
広域イーサはおいといて。DIONの漏洩事故に対する件で、
小野寺氏は、ユーザーの信用情報などへのアクセス権限やeラーニングの実施状況などこれまでの社内のセキュリティ対策を、6月末までに再点検すると説明した。
とありますが、eラーニングは、基礎知識の学習方法の1つには良いと思いますが、履修したからといって身につくかどうかはまた別の話。高いLMSを使えば、ログイン後の時間経過や履歴(受講記録、進捗など)は把握できるし、理解度テストは、問題をランダム出題させることもできる。
でも履歴からは、履修時間が長い=ちゃんと勉強した、という証明は出来ないし(ログインしてPC前から離れても、ログインしたままなら加算されるとか)、理解度テストは、自力で回答したかどうかも怪しい。実際プリントアウトして答えを回しあう光景はあるだろうし、正社員はともかく、事務系派遣社員まで対象にした場合、コンテンツ(テキスト)を読んでもわからないところを社員が教えてしまうケースもある。eラーニングを過信しないほうが良いと思います。・・・・って、LMSやサービスに関わってた人間が言うのは問題かもしれないけど、実はリアルに確認できる集合教育のほうが良い気がする。
某所でも、人に対するセキュリティ対策施策で「eラーニング!」とおっしゃる方がいましたが、明らかにどこかのLMSおよびコンテンツユーザ(ベンダではない)だったので、あえて放置しましたが。
eラーニングといえば
一部の大学では、リメディアル教材(主に理数系科目)による入学前教育が行われている。センター試験などを経て入学するけれど、大学レベルの学力が不足している(1年生なのに!)ので、高校レベルの補習を、大学側が行っている。一部の学校では、入学後も履修させているらしい(合格から入学後の最初の試験までくらい)。入学試験の意味がないような。