上級救命講習修了

無事修了証をいただきました。
CPR(心肺蘇生法)を何度も行ったためと思われる疲労が・・・。(意外に体力も神経も使います。)
肩〜腕が筋肉疲労で、膝立ちで作業するので、膝が痛いです。
今回のカリキュラムは、

  • 心肺蘇生法(乳児、小児、成人)
  • 止血法
  • 異物除去(乳児、成人)
  • AED
  • 筆記試験
  • 実技試験

普通講習は受けておらず、いきなり上級講習を受けた皆さんは、用語の解説や基礎動作の説明がないので大変そうでした。
救命措置は、早く、強く、絶え間なく。
日本は、欧米に比べてこの分野では遅れており、日本人の場合、遠巻きにするだけであったり、無視して立ち去ったりしてしまう。
外傷は治せるが、脳の損傷は難しい。
CPRは脳を守るために、血流を止めないようにするために、早く、強く、絶え間なく。ABCの順で。 
A・・・ Air way (気道確保)
B・・・ Breathing(人工呼吸)
C・・・ Circulation (胸骨圧迫。心臓マッサージ)        

日本版救急蘇生ガイドライン
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/180815/180815_s2a.pdf

最近の小学校では、着衣水泳を教えていたりするようだが、日本では、自発的な受講を啓蒙するよりも、教育カリキュラムに組み込んでしまうほうが受け入れられやすい。
CPRについては、中学、高校で年1回程度の必修にしたり、新卒入社の教育カリキュラムに入れれば、日本でも裾野が広がると思う。
また、自動車運転免許取得時、道路交通法の中で被害者を放置してはいけないことを教えるので、この時点で教えるのも良いと思う。

おまけ:TV(バラエティ、ドラマ)などで、こうなっていたら嘘な表現

  • 心電図の波形がフラット(心停止)状態で、電気ショック (止まる前のVF(Ventricular Fibrillation。心室細動)状態でないと)
  • 人工呼吸が1秒間に2回など。(1回に1秒かけて、2回 吹き込む、が正解。)