IT系中小企業、劣悪な労働条件目立つ ワンマン多く労組なし(sankeinews)

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090704/biz0907041744009-n1.htm

情報技術(IT)系の中小企業で、劣悪な労働条件が目立っている。賃下げや重いノルマ、サービス残業…。起業したワンマン経営者の力が強く、社員は若手が中心。労組もなく賃金の切り下げを押し付けられるケースも増えている。
 衣料品をインターネットで通信販売する東京都内の会社。30代後半の社長が、部長たちを飛び越え次々と指示を飛ばす。
 アルバイトの女性(28)は「社長の思い付きが最優先」と憤る。毎月60時間以上残業させられたが、不況の影響で昨年10月以降は激減。時給は1500円から1350円に下げられた。
 若年労働者を支援する特定非営利活動法人POSSE(東京)には、IT系企業で働く人の相談が増えている。狩野浩久事務局長は「バリバリ働いて会社を興した分、無理な働き方を強いる社長が多い。働き方のルール作りや労使交渉の場が必要だ」と話した。

このNPOの方・・・本当に現状を認識しているのだろうか。「働き方のルール作りや労使交渉の場が必要だ」って、古い時代の労使関係しか想像できないようにみえる。
「情報技術(IT)系の中小企業」は「ITベンチャー」と名乗ってカモフラージュ。ルールは自分の都合の良いようにつくり、従業員への告知義務も含めて、都合の良いように解釈して運用する。また、起業時の事業計画自体が甘く、ビジネスとして維持していく能力、体力がない、など、ルールとか交渉以前の問題が山積みだったりする。