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思い出してメモ。
ハインリッヒの法則。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異状が存在するというもの。
詳しくは、Wikipedia参照→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
300の異状な状態には、ヒヤリ・ハットが含まれているわけで、ヒヤリ・ハットを生まないためには、日々、危険予知トレーニング(KYT)が有効。KYTは、0(ゼロ)災害運動の一環として、チームワークや感受性を高める、みんなで危険を発見し対策を考えあい、わかりあって実行する、などの狙いがある。
具体的なKYTはこのあたり参照 → http://www2.jisha.or.jp/demopage/education/seiinf/edukys1.html(中災防 http://www.jisha.or.jp/)
これって産業界(工場の製造現場とか建築現場とか、最近は交通や医療でも)では、とても有名な、というか基本みたいなもの・・・。というか、ISO9000関連で作業標準化とか、0災とか、最初の会社で嫌というほど叩き込まれただろうが>私。
この法則を情報システムに当てはめて考えた時、やっぱり10年以上遅れてる・・・。というか、先人の知恵に学ばなくては。
学校とか職場で必要とされているのは、何も新しい難しい技術ばかりではなく、生産管理、工程管理での基本中の基本、作業分析、工程分析の知識ではないのかしら。何が必要で、優先度はどうするか、要改善ポイントは・・など、状態の見える化、とでもいうか。まぁその辺をクリアにしてくれるのがコンサルタントさんのお仕事なんだと思うけれど、情シスさんとかは、コンサルに対しては、けして協力的とはいえない態度をとられることがままあるので、やはり社内政治力をもったほうが主導権を握れるんだろうな。